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都内でSPなどのマーケティングビジネスを行っているスタジオファンのコーポレートサイト。さすがに「トータルプランニング」と謳っているだけあって、トータルにポイント高いです。 映像やイメージが、うるさすぎず整っていて好感を持てる。作っているというより、素材が良いからありのまま出している、そんな自然体なところが好き。ビーコンもそうだけど、こういうオシャレなオフィスで働いたら生産性も上がりそう。 このサイトの場合、企業の顔としての営業マン的な役割よりは、採用とかブランディングとかそっち方面での効果が高そう。BtoB企業の場合、こうしたアプローチの方が有効であるケースもあるでしょう。そんなときの参考に。 |
ビーコンコミュニケーションズの2008年度新卒採用サイト。採用シーズンを過ぎたこんな時期に、後輩に教えられて初めて知った。すごいインパクトに、思わず声が出る。「おお、かっこいい!」 普通の動画だと思ったら、写真をつないだストップモーションとのこと。学生時代に一度やってみたことがあるのだけど、ビデオには出せない味が表れるので、つい見せられる。それにしても、この長尺、そしてストーリーを形にするのは大変な苦労がありそう。素晴らしい。 噂には聞いていたけど、ビーコン社内はホントにオシャレ空間だった。どういう場所で、どういう人と、どういう仕事をするのか。学生の知りたい情報を、効率的に伝える、お手本のようなコンテンツ。勉強になります。 |
西麻布にあるダイニングレストラン「坊」の英語サイト。画面いっぱいのオシャレな写真と、琴のサウンドから、お店の雰囲気が自然と伝わってくる。オシャレです。 和テイストながらも、プレゼンテーションは現代風で、その和洋折衷感が海外の人にウケそうだなーと思った。でも、それは日本人から見た感覚であって、欧米の人からしたら、違和感があるデザインなのかもしれないけど。 ずいぶん前にフランス出身のデザイナーに、「そこでGaramond使うのはおかしい!」って指摘されたことがあった。文化的な理由らしい。いまだその違和感は理解できていない。そのときは、代わりにTimesを使ったんだったかな。世界って広いなあ。(なんだそれ) |
フランスのファッションブランド「Clara Collins」のサイト。雑誌のインタフェースは、もう見慣れた感があるものの、ちょっとした工夫ににんまりさせられる。ぱらぱらオシャレ。 しっかりした世界観があり、きれいにストーリーを組み立てて伝えている。写真のクォリティも高く、見ていて飽きない。これでマーケットは動かない、つまりダイレクトにユーザーの購買意欲を喚起する可能性は低そうだけど、やはりブランドアイデンティティの確立という点で、大きな役割を果たすサイトでしょう。 ファッション系ブランドは、デザイナー自身に尊大な思惑があって、それがプロモーションに活かされなければいけないシビアなもの。満足いくWebサイトを持っているブランドって、どれだけあるだろう。下手なサイトを公開するなら一切出さないと判断しているブランドも多いし。ちと考えさせられる。 |
資生堂のコスメブランド「マジョリカマジョルカ」のサイト。退廃的でバロックでゴスな雰囲気の作りこみが、圧倒的な世界観をかもしている。 「Chapter14」は、ポップアップアートブック形式。本をシミュレートしたサイトは珍しくなくなったけど、飛び出す絵本というのは初めて見た。面白い。しかもアチコチ動いてキラキラしていて、そのディテールの作り込みに、溜息が出る。素敵です。 先日から女性コンシューマー向けのサイトを見て回っているけど、やたら装飾的なサイトが多い気がする。シンプルなのは見かけないなあ。ひとつの傾向として押さえるべきポイントなのかもしれない。 |
下着メーカートリンプのWeb限定ブランド「desir」のサイト。下着姿のお姉さんが、これでもかと出てくるけれども、いやらしさゼロ。オシャレです。 カタログをWeb化するメリットは、ワンクリックですぐ注文できることだ。AIDMAという消費行動モデルが変わってきたのも、この仕組みによるところが大きいと思っている。でも、単純にカタログをWebにして、フォームボタンを付ければ良いってもんじゃない。そこでクリックさせるための動機付けは、紙カタログよりもずっと強くなければいけないと思う。瞬間勝負。 ところで、「彼をとりこにするのは、ヒップラインを強調する大胆なストリング。それは、言葉よりも美しい誘惑のメッセージ」なんてコピーは、どうやったら書けるんだろう。尊敬する。 |
石川県は和倉温泉にある老舗旅館、多田屋のサイト。まるで絵巻物を見ているかのような壮大な世界が圧巻。和風なんだけど、モダンでオシャレな和風テイストが素敵すぎる。 ひとつひとつのイラストや見せ方に、大きなこだわりを感じる。線が手書きで柔らかなのが、もうゾクゾクする。ローディングバーにも温かな人間味を感じる。これが一流の老舗旅館のおもてなしなんですね。 ちなみに、ロゴが非常にカッコイイです。個人的にとても気に入りました。 |
オンワード樫山が展開するファッションブランド「組曲」のサイト。イメージキャラクターの柴咲コウで押すかと思いきや、神秘的でエレガントな雰囲気がそれに勝って、かなり良い感じの世界観を構築している。 柔らかな光やアンティークな小物での演出に、魅せられる。組曲って全世代的に認知度も高いし、大衆的なブランドなんだけど、ブランドコンセプトやイメージがしっかりしているので、決して安くならない。同じオンワードでも、23区とかとは違う。 でも、やっぱり組曲で一番良いのは、ロゴ。これは文句なしにカワイイと思っているんですが、どうでしょう。 |
2006年最も話題になった (と個人的に思っている) 映画「タイヨウのうた」の公式サイト。背景に敷かれた大量のスチールが、映画の世界を想起させる。この雰囲気は好き。 予告編あり、制作日誌あり、メッセージボードあり。2時間のドラマにかける多くの人たちの情熱に圧倒される。プロモーションを支える深いコンテクストに、しばし感嘆する。 コンテンツがグリッドに整列している分、ナナメ移動のモーションが、すごく良いアクセントになっている。意外性のある動きは、やっぱり記憶に残る。 |
イタリア北部デセンツァーノ・デル・ガルーダという街にあるらしいクラブ「SESTO SENSO」のサイト。舞い散るバラの演出が、すごく良い雰囲気を醸し出している。 もしバラが踊らなかったら、普通のお店紹介サイトで終わりだったかもしれない。このひとつの演出が伝えるイメージは多い。嫌味なゴージャスさじゃなくて、少しリッチで若くてポップ。このクラブの、そんなブランドイメージを教えてくれる。 たったひとつの要素でも、サイトの意味は変わる。良い方にも、悪い方にも転ぶ。肝に銘じておきます。 |
彫刻家、最近ではインテリアデザインの分野で名前を見かけるイサム・ノグチの美術展のサイト。夏にモエレ沼公園がグランドオープンしたことで、一気に時の人という感じ。是非、行ってみたい。 このサイトの雰囲気がイサム・ノグチなのかと言われると、自信が無いのだけれども、この雰囲気はスゴイ好きだなあ。制作者の楽しんだような感情がにじんでいるというか。そういうナマっぽさは、忘れないようにしたい。 |
ロンドン発のファッション・ブランド「SILAS」のサイト。日本では代官山に路面店もあり、ストリート系の支持を集めている。けれども、このサイトを見ると、そのリーチはもっと長いように思える。ストリートだけじゃ、もったいない。 このサイト、とにかくインターフェイスが面白い。左右対称の絵に対し、トンネル効果でズンズン突き進む感じが、新鮮かつ爽快。さらに、Design Yamahaのようにノークリックで操作できるのも、心地良い。 西欧的なデザインだと思うけど、どこか日本的。ビジネス的な確信犯なのか、この会社のポテンシャルなのか。何にせよ、素敵なことは変わらない。 |
ファッションWebマガジン「Houyhnhnm」のサイト。Webマガジンとは言え、ここまで雑誌ライクなものも珍しい。構成やデザインだけでなく、記事の量や質まで、徹底して雑誌にこだわっている姿勢が素敵。 紙媒体としてはベタなレイアウトも、Web媒体の中では意外と新鮮。数年前、出版からWebに人材が流れるムーブメントがあったけど、その時だってこれほど模倣したのは見たこと無かった気がする。"Webならでは"の表現にこだわるのも大事だけど、そこにとらわれすぎるのも良くないかも? とは言え、もうちょっと読ませる工夫をして欲しい。やっぱり雑誌は文字組みがしっかりしてなんぼだと思っていたりするもんで。 |
FOMA P901i のスペシャルサイト。カスタムジャケットによる「ジブン、カスタマイズ」を体感してもらおうという試み。かなりインパクトの強いコンテンツなのに、極端に目立っていない。もったいないなあ。 こういうアーティスティックな体験が、顧客の購買行動に与える影響力って、どのくらいだろう。認知段階、もしくは感情段階の初期までには、有効なコミュニケーションの役割を果たすかしらん。チャンスがあれば、こうしたアプローチも考えてみたい。面白そうだ。 ちなみに、ドイツの「iF awards」で何か受賞したらしいです。素晴らしい。 |
イタリアのインテリアメーカー(?)のサイト。ありがちなスリーブ形式で製品カタログを見せているんだけど、やっぱり自然と異国の香りが漂ってくる。日本でもこういう雰囲気を出せると強いんだろうなあ、とか思う。 |
THE SUIT COMPANYのブランディングサイト。ブランドコンセプトや商品を、カード式、ブック式など様々なスタイルで見ることができ、一瞬「おっ」と思ったけど、フェイクだった。使い勝手が悪いし、何より大切な情報が読み取れない。こういうのは面白くて好きなんだけど、intentionalliesに比べると、ね。 とは言え、ユーザとのブランド・コミュニケーションとしては一定の成果を上げると思う。そもそも、青山商事が顧客をセグメント化し、"THE SUIT COMPANY"というブランドを提示したことは成功だった。そして、そのブランド戦略を支えるための良いイメージを、このサイトは持っている。「洋服の青山の若者ライン」という位置付けから、もうちょいオシャレなブランドに向かっているイメージ。 サイトの出来はさておき、青山商事のブランドへの取り組みは参考になりそう。 |
「靴下屋」で知られる靴下メーカー、ダンの海外進出店「TABIO」のサイト。トランジションが気持ちよくて、ついついクリックしてしまう。そして、次々に出てくる靴下フォトが面白くて、またクリック。「靴下って微妙だなー」なんて思っていたけど、写真次第で主役にも化けるんですな。「そこに靴下がある。」って雰囲気、素敵です。 |