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三井住友フィナンシャルグループのスペシャルコンテンツ。コーポレートカラーを使った幾何学模様のパターンがおもしろい。堅実な企業体からすれば冒険的アプローチにも思える。より顧客へ近付こうとする努力の現われだろうか。 「先進性」「スピード」「提案・解決力」という3つの力で、新しい価値をつくる。幾何学模様のパターンは、SMFGのこのコンセプトに対し、各要素を抽象シンボル化したものらしい。これを使った「グリーンハーモニー」なる体感コンテンツが用意されているが、どうしたものか。遊びとしては楽しめるのだけど、抽象化されすぎていてコンセプトとつながらない。SMFGという企業体と顧客の関係を考えるなら、もっとロジカルに伝えるコンテンツでも良かったのではないかとも思う。 全然関係ないのだけど、「三井住友」は英語表記になると「Sumitomo Mitsui」で逆になるんですね。初めて知った。なんか、こう、色々あったんでしょうねえ。 |
トイレ・バス・キッチン製品でおなじみ「TOTO」の企業サイト。そのシンプルでスタンダードな構成が、企業の顔としての誠実さを醸成している。しかし、ちょっとしたFlashの遊びが温かみをプラスしているから、決して堅くも寒くもない。好感度、高いです。 グローバルサイトを含め、徹底して水の表現を取り入れているのが面白い。TOTOは水まわり製品メーカーである。常に水と共に歩んできた企業にとって、ベタなのかもしれないけれど、十分なブランドアイデンティティを示すものになっていると思う。なんていっても気持ちがいいし。 各ページ共通になるナビゲーションにFlashらしい動きをされると使いにくいと思っているので、ユーザビリティ的には「ちょっと…」と思ったけれども、こういう気持ち良さを備えていてもらえれば、相殺になるのかな。 |
東京のデザイン会社「イノセント」のコーポレートサイト。企業情報を最小限に絞り、実績紹介をメインにするというスタンス。ポートフォリオサイトと言った方が正しいのかもしれない。 実績が時系列に並んだ、フィッシュボーンチャート(特性要因図)のようなインタフェースが秀逸。最低限のオブジェクトに最大限の意味を持たせるやり方は、情報デザインとして見習いたいものがある。年間を示すグラデーションは、グッドアイデアだと思った。 インタフェースだけで、アクセスされる情報量は変わる。デザイナーに求める資質というのは、意匠以上にこういった設計のセンスなのではないかと思わされる。 |
あなたの写真と出会い、何かに気付く人がいる。 オリンパスとミスチル、そして消費者のコラボレーションでミュージックビデオを作っていこうという、キャンペーンサイト。かなり巧妙な仕掛けで、ここ最近で一番の衝撃を受けた。うまい…。 集合知の可能性は無限だ。ダニエル・ピンクの言うように、一瞥すると結びつかない複数の事柄を統合し、新しい価値を生み出すことが求められる時代、集合知はひとつの次代への扉のカギだと、信じている。このサイトはまだ始まったばかりだけど、今まで見たこともないようなビデオが出来上がるような気がする。楽しみだ。 ところで、この企画が通ったのも、一眼レフがこんだけ普及したからなんでしょう。最近、幼稚園とか一眼レフだらけらしいから。さて、自分も写真をアップしてみようかな。ニコンだけど。 |
ミラノサローネに出展したヤマハデザインのスペシャルサイト。内容は1割程度しか読まなかったが、印象的な画面遷移のおかげで、全シーンを制覇した。常に効果的ではないと思うけど、これは斜め読みのひとつの方法になるかも。 パッと思い出せないけれども、こういうマトリョーシカ的な遷移をするサイトはこれまでも見たことがあった。決してヤマハデザインがUIで冒険していることを評価しようと思ってはいないけど、ヤマハがこういう表現に走るのは意外だった。面白い。 逆に、内容を読ませたければ、画面遷移は平凡な方が良い。やっぱり縦スクロールというのが、普遍メソッドだと信じてます。 |
知らないうちに、モリサワのサイトがリニューアルしてました。以前はあまりイケてない印象だった(うろ覚え)けれども、CSSレイアウトでスッキリ生まれ変わってます。 最近、横幅が固定で900~1000px程度のワイドなサイトが増えてきている。1280px以上のモニタを使用しているユーザーが増えていることが背景にあるのだろう。XGAユーザーだと全画面にしないと横スクロールになったりするわけで、賛否両論あると思うけど、モリサワのターゲットであればOKな気がする。 実際のユーザーをさしおいて、机上の一般論に当てはめて制作しちゃうのはいけない。統計値を横目に、レイアウトを変えていくべき時代が訪れているんだなー、と実感。個人的には、幅広い方がデザインしやすくて好き。 |
韓国のデザイン会社「INTERMETS」のサイト。シンプルな画面構成に、目立つ色がポコポコ見えるところに、今時の韓国を感じる。自分的2007年一番のヒット。 インタフェースとして何か新しいものがあるとか、そういうことでは無いんだけれども、アニメーションの気持ち良さとか、全体的な操作性、細部のデザイン、色使い、それらのトータルバランスが醸成する空間美。何だかよく分からなくなってますけど、要はビビッと来たわけです。 こういったキチキチっとした雰囲気のサイトが、日本や韓国に多い(気がする)のは、地域柄なんだろうか。文化的・民族的な何か、あるのかも。 |
デジタルオーディオプレイヤーなどの製品を展開するSIRENの日本法人サイト。洗練されたイメージのあるハードウェア同様、シンプルで落ち着いた雰囲気が好印象。 きっちりデザインされているんだけど、ちゃんと可変レイアウトになっているのが凄い。最初そのことに気付かなかったほど違和感のない可変レイアウトというのは、かなりレア。広くても狭くても、キチンと情報が整理されて見える。にくい。 うるさく製品のPRをすることなく、静かに淡々と機能説明をする感じが良い。こういうのってデザインひとつで大きく変わってくるところ。センス良いんだろうなあ。 |
日産自動車100%出資のデザイン開発会社「クリエイティブボックス」のコーポレートサイト。その実験的でユニークなカーデザインの印象にそぐわぬセンス抜群のサイト。このグリッドと色使いは、グッと来るものがある。 コーポレートサイトの機能性を考えると、まずはプロダクトの写真で役割を果たしていることになるんだろうけど、このサイトの良いところは数々の写真から企業の雰囲気を感じられるところにあるんじゃないかと思う。むしろ文字では伝えづらいところに的確にアプローチしているなあ、と感心することしきり。素敵です。 |
ユニクロのUSAサイト。ニューヨークSOHO地区にオープンする旗艦店まわりのブランディングが肝。自分の知らないユニクロの世界が展開されていて、すごくワクワクする。面白い。 「UNIQLO EXPLORER!」と名付けられたコンテンツが、興味深い。商品写真が、別の商品写真群によってタイルアートのように、次々と構成されていく。気付くと、いくつもの商品をチェックしている。この連鎖のアイデアはスゴイ…。 前も何かで書いた気がするけど、個々でも成り立つ情報が集合したときに、別の意味を生み出すというのは、興味深いことだ。今回はその逆だけど、とても面白い。今後の展開にも、期待大です。 |
セイコーエプソンの企業PRスペシャルサイト。エプソンの先端技術や環境への取り組みを、柔らかい音声やムービーを使って紹介していく。小さくてニュートラルでカワイイ感じが、難しい話を和らげてくれる。でも、ところどころに手の込んだ演出があったりして、なかなか熱い。 思ったより、未来はすぐそこなのか。電子ペーパーの実現可能性がここまで高まっているとは知らなかった。あらゆるものがメディアになる日も近いのかも。 |
朝日新聞がビートルズ世代に贈る、こだわりエンタテインメントサイトとのこと。日曜版のWeb版みたいなイメージ。 特筆すべきは、インタビュー記事のユーザーインタフェース。対象世代に合わせた工夫に、学ぶことは多い。画面遷移などのコントロールは分かりやすく、意外な動きが無い。また、フォーカス機能や行ハイライト機能といった補助系もグッドアイデア。また本文は、級数が大きいながらも、セリフ体を使うことで、圧迫感なくスッキリとして読みやすい。素敵です。 ファイブエルやゴールデンミニッツなど、最近はマチュア・シニア層をターゲットしたマーケの動きが活発らしい。この「どらく」のように、彼らをWebに引き込むサイトが増えていくと、また面白くなりそうです。 |
今秋、ユニクロがニューヨークSOHO地区にオープンさせる、グローバル旗艦店のティザーサイト。スクリーンセーバーが面白いです。 このプロジェクトは、クリエイター陣が分かりやすいくらいに豪華。クリエイティブディレクターに佐藤可士和氏、インテリアデザイナーに片山正通氏、Webに中村勇吾氏(tha)という、いま世界的に話題の売れっ子クリエイターが、せいぞろい。どうなるやら、今後の展開から目が離せません。 コンテンツも素晴らしいのだろうけれども、その名前だけで注目を集められるクリエイターの起用は、その手の「通」には効果的なティザーになるんだなあ。 |
ソニーのコーポレートサイトがリニューアルされた模様。情報が多いながらも、スッキリまとめているので、ストレスが無い。 SONYのサイトと言えば、非常に使いづらいインタフェースで有名だった。ただ、他のメーカーとは一線を画すデザイン性もあって、独自のブランドが強調されていたと思う。PSPの不具合を「それが仕様だ」と言ってのけるSONYの強さを、良くも悪くも感じさせてくれていた。 しかし今回のリニューアルで、他メーカーにありがちなところへ落ち着いた。SONYブランドの幅が広がりすぎて、エンドーサーとしての機能を考えたとき、今までの路線ではデメリットが大きいと気付いたのか。何にせよ、少し寂しい。 制作はdefide.inc。いつも良い仕事をされてます。 |
京都大学大学院生命科学研究科によるヒトゲノムマップのサイト。難しい科学の話題ながら、Flashなどを使って入りやすいように工夫していて感心した。 こと難解な学問の研究成果は、無味乾燥の文字とグラフで形成されていたりして、一般人を寄せ付けないこともしばしば。その是非はさておき、こうした見せ方もできると、プレゼンは強いんじゃないだろうか。お堅いビジネスの現場にも、こういう見せるプレゼンが出てくると、会議が楽しくなりそう。そこらへんは、Office2007に期待中。 これと同系で良いなーと思ったのは、国立天文台の4D2Uのサイト。科学への好奇心がくすぐられる。 |
古都金沢の老舗旅館「白銀屋」のサイト。上質さを備えたミニマル。写真や文字組みなど、全体を通して圧倒的なバランス感覚を見せていて、やたらに美しい。 伝統のある温泉旅館の雰囲気を、質感の出しにくいウェブという媒体で伝えることは、そう簡単なことではないと思う。美しい日本語の縦組みをすれば良いとか、そういう話では片付かない。このサイトが教えてくれるのは、「間」による解決策。そのブランドを体験させる間。素敵です。 ちなみに、こちらは東京インタラクティブ・アド・アワードのコーポレートサイト部門で、しっかり入賞している。おめでとうございます。 |
渋谷のクラブ「WOMB」のサイト。分かりやすいインタフェースに、心地良いモーションが秀逸。結構な情報量を持っているのに、そんな感じがしないスッキリ具合が良い感じ。 最初に見たとき、海外のサイトだと思ってしまった。ヨーロッパ的な香りのするデザイン。国際派のクラブっぽいので、ちょうど良いのかもしれない。最近の流行りでは無いけれども、こういうベーシックなデザインも良いなあ。 |
元IMAGE DIVEの長藤寛和氏の個人サイト。さすがモーションの神とあって、アニメーションがめちゃくちゃ気持ち良い。 このサイトのように、身を委ねてぼーっと見ていられるようなサイトって、最近少なくなってしまった。インタラクティブも面白いけど、スクリーンセーバーのように見るばかりの作品も好きなんだけどなあ。商業サイトが台頭して、個人サイトはみんなブログになっちゃって、国内ではこういう作品を目にする機会が減ってしまったのは、寂しい限り。 …とブログにつづるアイロニーに、我ながら頭が痛い。 |
このところ大活躍の深澤直人氏がデザインディレクションをとる、プラスマイナスゼロのオンラインショップ。ミニマルなデザインのインテリアが整然と並んで、いかにもという感じ。こういうスマートなポップ具合は、個人的にツボ。 このサイトが、同種の他サイトと異なるのは、商品特性の伝え方。ひとつひとつの製品に、決して浅くないストーリーがある。使用シーンまで提示できるコンセプトの強さに、興味を抱かずにいられない。一緒に暮らすものだから、機能ベネフィットだけでなく、肩入れできる情緒性は重要。このサイトには、そんな教えがある気がした。 最近、「動けば良いじゃん」、「食べられれば良いじゃん」という若い人を、まったく見ない。逆にM3層の社長クラスの人で、そういう機能重視の人を見かけることがある。最近の若い人が贅沢とかじゃなくて、そういう世代インサイトがあるということ。万人ウケって本当にスゴイことなんだと思う今日この頃。 |
写真撮影やストックフォトを取扱うamanaの新ブランド「Neovision」のサイト。ライフスタイル写真のライブラリで、かつ販売も行っている。数千点に及ぶキレイな写真が、画面を流れていく様は圧巻。 ある種のデータを扱うとき、その数が200を超えるあたりから、その見せ方・操作が問題になってくる。ただ羅列するのでは、インターフェースとしてツライのだ。その点、このサイトでは数千の写真をスクロールさせることで、解決を試みている。素敵すぎるUI。目的のデータにたどり着くのに、何回もページ送りするのは、もうすぐ時代遅れになるかもしれない。 ただ、このスクロールは、目当ての写真にアクセスするというよりは、カタログをめくって、「あ、これ良いかも」というシーンを想定したもののような気がする。そして、膨大なストックフォトがあるという企業広告的な役割を担う部分が強いのかなー、とも思う。 ちなみに、個人的に一番気になったのは、javascriptのhashを使用して、Flash内の遷移を制御していると思われるところ。Yahoo! Mapsの流れ。おもしろい。 |
表参道ヒルズのサイト。丁寧にキッチリ作ってあって、大人な印象。でも、それほどお高くとまらない雰囲気は好き。タイクーングラフィックスの手がけたロゴも、とても良い。 2006年は表参道が熱いと思っている。エチカがオープンしたり、この表参道ヒルズができて、街としてまとまりができつつある。六本木、丸の内、表参道という人気スポットの三極化で、人が流れていくかなあと予想。 六本木防衛庁跡地にできる東京ミッドタウンの話を聞くと、六本木はITで決定っぽい。丸の内は旧来ビジネス、表参道はクリエイティブ系と棲み分けが進むのか。面白そう。 |
G'zOne Type-Rの韓国版「canU 502s」のスペシャルサイト。日本のもカッコ良かったけど、こちらもスゴイ。このグラフィックのクォリティの高さには、ただ驚くばかり。 日本版と共通するのは、その製品の特長を適切に伝えてくれること。例えば、耐水性だから水中というのは安易なアイデアだけど、ストレートな分だけ伝わるかと。そして、企画は単純でも制作が大変そうなイメージをしっかり物にした、その素敵な仕事っぷりに拍手。誠実だなあ。舞妓の手ブレ補正機能PRの対極だ。 2005年は、韓国のサイトにハッとさせられる事もしばしば。韓流Webデザインのミニマルさは個人的に好きなので、今後も引き続き注目です。 |
FICCのサイトがリニューアル。数々の優れた成果物のポートフォリオを中心に、たくさんの情報を神がかり的にまとめあげている。スゴイ。 少ない情報をいかにして見せるかという課題も難しいけれども、やはり多くの情報を整理するデザインこそが難しいと思う。一画面に表示される情報が多いとワクワクして楽しいけど、設計次第で単にごちゃごちゃしたゴミみたいなサイトにもなる。FICCのこのバランスは、ぜひ頭に叩き込んでおきたいところ。 紙と違ってWebは無制限だと言う。でも画面サイズの限界も、文字サイズの可読性の限界も、紙以上にある。そこでのデザインは最重要人物だ。膨大なデータを扱うWebアプリケーションの画面設計なんて特にそう。仕様を落とし込むだけの普通のSEじゃダメだ。 |
SONYのHDD搭載オーディオプレイヤー「ウォークマンAシリーズ」のスペシャルコンテンツ。スッキリまとまっていて日本的。コネクトするグラフの動きが、なかなか気持ち良い。全体的に文字に平体をかけているのも、個人的にヒット。 注目は、「音楽との新しい出会い方」と銘打たれたアーティストリンク。気に入ったアーティストを起点に、それに近い様々なアーティストを引っ張ってくることができる。もちろん各アーティストの曲はリンクから購入可能。どこかで見たことがあるようなアイデアだけど、これが面白い。 インターネットの登場で、真に自分の欲しいモノへのリーチが長くなり、モノの買われ方は変質したと思う。でも世にあふれる大量の情報を取捨選択することは簡単じゃない。それはリーチ延伸とのトレードオフ。そのとき、こうした形態でのメーカ主導のガイドは、まだまだ有効じゃないかと思う。 …と言って、早速新規開拓したアーティストのCDをHMVで物色中です。申し訳ない。 |
マイクロソフトの新兵器「XBOX360」の発売を記念したコミュニティサイト。商品のプロモーションそっちのけで、ユーザブログのポータル「VOICE POOL」が大盛り上がり。人気のあった投稿をした人には、XBOX360をプレゼントするそうで、フェスタ決定ですね。 そんなわけで、人気度の高いエントリほど文字が大きく表示される仕様。これが凄いインパクト。これほど見事な文字組みのインタフェースを動的に生成するのは、至難の技じゃないかと思う。素晴らしい。ヒラギノのせいで、自然とOSX風味になっているのが、少し残念かも。 これからポッドキャスティングもやるらしいし、発売日まで目が離せそうにない。非常に熱いサイト。制作は、tha ltd.らしい。エコトノハの衝撃、再びです。 |
世界で活躍するクリエイター陣が、ライフスタイルの「ため」になる情報を届けてくれるというWebマガジン「ハニカム」。 コンテンツの質が高く、どの記事も面白く読める。最近のWebはフルフラッシュが多くてナナメ読みしづらかったり、ブログのラフな文章ばかりが目に付いて、こういう編集されたテキストを眺める機会が少ない気がする。ネタも良質で、ちょっと時間が空いたときに目を通したくなる。良い。 クールでミニマムっぽいデザインも、ターゲット層に良い訴求力を持ちそう。Webマガジンとしては、HouyhnhnmやPingMagを超えて、一番好きかなあ。RSSフィードとかあれば良いのに。 |
ベルギーのCGデザイナーThibaud氏のポートフォリオサイト。作品のカテゴリごとにカードの束になっていて、各々のカードに作品が埋め込まれている。シンプルで分かりやすいインターフェイスと色使いが素敵。 扇のように開くモーションで拍手していたら、何かドラッグできたり、onResize で再配置されたりと、細かいところまで気が利いている。作品群を見ても感じられるように、すごい丁寧に仕事される方らしい。 優れたアイデアに満足して終わらず、キッチリカッチリ形に落としていく創作姿勢に、すごく共感を覚える今日この頃です。 |
10×10の写真で今のニュースを捉えるアプリサイト。BBCとかニューヨークタイムスあたりがソースとのこと。こうして見ると、誰が時の人なのか一目瞭然。情報のまとまりが、別の意味を生み出すと。おもしろすぎ。 情報の集積がもたらすのものは、迷いだと思う。検索結果を検索するトートロジー的経験が意味するのは、情報は集まることで本来の機能を果たさなくなるという傾向。結局、情報の山に何を見出すかはユーザに委ねられる。その時、CRMのアプローチは有効だけど、何か本質をなおざりにしているような気も…。情報の取扱いは、ムズかしい。 色々考えた結果、「中吊り広告大賞」は良いよなあ、と感心してみたり。 |
無印良品ネットストアの2005秋冬衣料品カタログ。「良い感じ。」と題されたWebカタログが、良い感じ。いつもそうだけど、無印は「ヌケ」のバランス具合が気持ち良い。堅すぎず、崩れすぎず、素敵。 無印を見ていると、ブランドの懐深さを感じる。禅問答チックだけど、印が無いという印が有る。「他と差別化するための印」であるブランドへのアンチテーゼが、ブランドに成っている。そういう一周巡った感のある戦略は、そう実践できるもんじゃない。素晴らしいです。 |
昨年一部で話題になったTVドラマ発プロジェクト「東京ワンダーホテル」の第2弾、「東京ワンダーツアーズ」が始まった。前回は、現実とフィクションが交錯する新感覚のドラマが、最後に実際のホテルを作り出して終わった。今回もその流れを踏襲するだろうか。 このドラマには、垣根が無い。ツクリモノとホンモノの垣根がない、ドラマとCMの垣根がない、CMもスポンサー企業間の垣根がない、そしてTV・雑誌・Webというメディア間の垣根がない。 様々なものがシームレスに流れるので、どこを基点にするかで見方が変わる。例えば、ドラマ視点なら実在の人が出るドラマだし、リアル視点なら現実の風景にドラマが入り込んでいるし。色んな事が混ざりあってひとつの世界を築いている点で、これは一種のアミューズメントパークのように思える。すごく面白い。 垣根を無くしてユーザにその区別をさせず、トータルで楽しんでもらう。かなり示唆に富むやり方。DVRでの「CM飛ばし」が問題視されているけど、こういう形で、まだやれることは多いんではないかと思った。 |
東京は江東区、豊洲地区の再開発プロジェクトのサイト。要は「マンション買って」という話なんだけど、その周辺地域のブランディングと抱き合わせるのが、最近の潮流。そう、芝浦アイランドを彷彿とさせる。 住環境におけるブランドの主役は、インテリアから街へと遷移しつつあるのだろう。カッシーナが揃っていても、どんなに内装が素敵でも、ダサい街だったらイヤ。分かるなあ。そういうマーケットに対する答えが、地域・街ブランド、いや島ブランドか。その構築のためなら、SMAPすらポーンっと使っていく姿勢が、凄くカッコイイ。 ちなみにデザイン的には、ウィンドウのリサイズ時の動きが、にくいと思った。ブラウザの大きさとコンテンツの大きさが連動しているのは直感的だし、ユーザはそれを期待している気もする。なるほど。Stage.onResizeには、可能性がある気がしてきた。 |
トヨタ「ist」のスペシャルサイト。自分の"ist"で走りながら、製品の特徴や魅力、世界観などを体験できる良質のサイトに仕上がっている。こんだけ強い企画だと、純粋に楽しいッス。 走行距離に合わせてコンテンツが増えたり、ゲームで遊べたりと、昨今のトレンドをしっかり踏襲しつつ、それをFCSで実現しているところが素敵。ひとりでは走れない距離も、みんなでなら走れる。そして、そのみんなと街角ですれ違う。FlashでCommunicateするって、こういうことだなーと思った。 FCSってもっと色んな局面で使えると思うんだけど、あんま見かけない。アイデアが不足しているのか、やっぱコストの問題か。せっかくの面白いインフラなんだけど。 |
名古屋のハウスメーカー「WOOD FRIENDS」のサイト。スペースを上手に活用し、多くの情報をスッキリまとめて見せている。文字組みもキレイだし、非常に好感が持てるサイト。無印良品を彷彿とさせるなあ。 デザインもさることながら、良質のコンテンツをそろえているのが素敵。数多の建築事例、実際に家を建てた顧客の声、住まいづくりのステップなど、ユーザにとって有益な情報が掲載されているのが嬉しい。 ちょうど先日、某ハウスメーカーの顧客から、「何千万という一世一代の買い物をしてもらうのだから、それ相応のサービスをしなければ!」と聞いて唸ったところ。そのときWebサイトは、不安を抱えたユーザへの誠実な対応を求められる。ウリの提案以上に、いかにユーザ視点で有益な情報を提供できるか。考えさせられます。 |
CASIO製携帯G'z One TYPE-Rのスペシャルサイト。耐水性を表す圧倒的なビジュアルに感動。この製品の特長が何なのか、そして何が魅力的なのかが瞬時に伝わってくる。月並みかもしれないけど「Developer's Voice」のアイデアも、機能ベネフィット押しの製品においては非常に効果的。 それにしても、このシズル感は素晴らしい。ちょっと真似できないクォリティ。この時期には涼しくてよろしいです。 |
デザイン誌「AXIS」が、松下のプロダクトデザインを解剖するというコンセプトサイト。「AXIS」を彷彿とさせる整ったレイアウト。コンテンツも興味深く、読ませられる。そして欲しくなる…。 すでにユーザである人もそうでない人も、その製品の裏側が見えることで愛着がでたり、興味を持ったりする。差別化のひとつとして、こうしたアプローチは効果的じゃないかと思う今日この頃。 |
Chemical BrothersやTravisなど、著名なCDジャケットのアートワークで知られるデザイン会社「ブルーソース」のサイト。作りはしょぼいけど、ポートフォリオに並んだ作品の数々には圧倒されること必至。アレもソレも全部ブルーソースの仕事だったのかー、みたいな。 個人的には、日本を笑うテレビ番組「Banzai」を手がけていたことにビックリ…。いやね、日本語をデフォルメした謎のロゴが出てくるんだけど、日本語の形の美しさを、そういう形で崩して欲しくないなーとか前に思っていたので。つーか、やっぱりロンドンと東京は遠いのか? |