Jakarta Commons Collectionsライブラリを使えば、コレクションの要素に関するさまざまな処理を、サクっと実装することができる。便利な世の中になったもんで。
たとえば、コレクションの各要素に特定の処理を行うには、forAllDo
メソッドが使える。
CollectionUtils.forAllDo(list, new Closure() { public void execute(Object input) { // 要素に対する処理 Hoge hoge = (Hoge) input; hoge.doSomething(); } });
他にも、filter
とか select
といった、かゆいところに手が届くメソッドが数多く用意されている。覚えておくと、プログラミングの戦術が増やせるかもしれない。
ただ、この程度の処理ならば、自前で Iterator
を使って書いても早いし、見通しも良くなると思う。そんなわけで、今まで一回も使ったことありません。結局、かゆいところは、自分でかく。寂くて弱い男です。ううう。
そう自分では使わないのに、あえて取り上げたのは、クロージャを使った設計がよろしいなーと思ったから。
ECMA系だとクロージャは当たり前なんだけど、Javaでやろうと思ったことは無かったので、目からウロコっぽいものが落ちそうだった。まあ、無名クラスをクロージャと呼んでしまうと、怒る人もいるかもしれないけれども。テクニックとして、一応おさえておきたいところ。
ちなみに、最初はこれをコマンドパターンの適用だと思った。でも、コマンドパターンは、「処理」をオブジェクト化することが目的で、クロージャとは意味が違いそう。どうだろう。まあ、素敵に動けば、名前なんてどうでも良いんだけど。
このエントリーのトラックバックURL
http://www.deftrash.com/admin/mt4/mt-tb.cgi/326