オブジェクト指向はメリットを知るところから

若い未熟なプログラマーにオブジェクト指向の大切さを理解してもらうことは、骨の折れる作業だと思う。しかし、そこを押さえてもらわないと、継承やポリモーフィズムの概念を話したって意味がない。それでも、とにかく「多態性ってのは…」なんて言い出す先輩プログラマーがいたりして、ガックシ来ることも、しばしば。柴漬け食いたい。

オブジェクト指向がいかに役立つか、まずそこを知ってもらうことが先決。そこで、敷居は高いかもしれないけど、まずイベントモデルの話をしたら良いんじゃないかと、考えている。チンプンカンプンでも、それが自分に何のメリットをもたらすかは、良い感じで伝えられるんじゃないかと。

自分のときは、仕様変更しまくりのプロジェクトに滞在中、「後でいかにラクできるか?」を追求する最中で、オブジェクト指向のメリットを体感。継承が何かもよく知らなかったけど、ラクな方法を考えたら、それが継承だった。やっぱ方法が先に来ても効果は薄いでしょう。

でも、竹の子プログラマーにその辺のレクチャーをすることは、しばらく無さげ。そういうほのぼのした仕事から隔離され、デスマーチに駆り出されそう。赤紙が届いた若者の気持ちが分からないでもない、と思うも、やっぱり分からない。

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